2019 Novembre

 

 
 
 
主人のゼミの卒業生が久しぶりに我が家へ、クリスマスパーティーは人数が多すぎてゆっくりお話しできないのでとても嬉しい。1期生から3期生までは海外ゼミで皆さんパリにいらしたので私も長いお付き合い。私の好みも良くご存じで、濃い色や鮮やかな色があまり好みではない私にと頂いたブーケは白を基調にした爽やかなアレンジ、早速アトリエに飾る。

 

 

 
 
本の資料のために思い出の品を撮影、私が生まれる前に祖父がオーダーしてくれた和光のベビーカップと形見のハンカチ。時が経っても変わらない価値と美しさ、思い出を美しく彩って・・・。

 

 

   
 
 
11月の第一日曜日は諸聖人の日、久しぶりに教会に伺う。昇天者記念礼拝の今日、母の遺影を祭壇に飾る。ミサの後、お花を皆で分かち合うのも毎年の事、母のコーナーに飾るバラを頂く。賛美歌を歌いつつささやかな日常が何事もなく続いていくことに深く感謝する静かな朝。

 

 

 
 
 
「白いふわふわしたモノ」が好きな私、マシュマロやメレンゲ、そしてこの綿あめ。主人の大学の学園祭、今年のゼミの模擬店は綿あめを販売。櫻井ゼミのロゴ入り!可愛らしいパッケージとフレーバーの違う綿あめが並ぶ。

 

 

   
 
 
子供の頃は水彩やクレヨン、サインペンと色鉛筆、描く対象によって画材を自由に使い分けその違いを楽しんでいた。最近は柔らかな仕上がりの色鉛筆がお気に入り、色別に分けて一本一本丁寧に削る。「鉛筆を削る」・・・、何とも懐かしい時間、そして木の匂い。

 

 

   
 
 
大切にしていた記念切手を額装してサロンに飾る。パリで見つけたコルビジェのモデュロールの切手と友人から贈られたミース・ファンデル・ローエの切手、どちらも奥行きのあるボックス型の小さな額に入れオブジェのように。

 

 

 
 
 
秋は果物が美味しい季節、その形が芸術的・・・と、母が大好きだった葡萄。葡萄専用のお皿やテーブルでツルを切るための専用のハサミなど、我が家にはたくさんの葡萄グッズがあった。岡山から届いた素晴らしいマスカットと巨峰、まずはオブジェのように鑑賞する。

 

 

   
 
 
蓮根はその穴から先が見通せるという事でお節料理にも必ず入れる縁起の良い食材、最近ではそうそう先が見えるのもいかがなものか?とも思う。そんな心配をよそにモデルさんの間でブームの「蓮根チャーム」、早速ネックレスにして友人にプレゼント。身に着けるたびに「なぜ蓮根を?」と・・・、ユニークなカンバセーション・ピースに。

 

 

 
 
本の資料としてさまざまに出揃った写真もアルバムではなかなか見る機会がない。記念的な写真はそれぞれに合った額を選び額装してアトリエやサロンに飾る。パリにオープンしたばかりの私のブティックの前で、取材の時に撮って頂いた白黒のポートレート、伝説的カメラマン、ピーター・リンドバーグによるスーパーモデル達など・・・。その時々の懐かしい思い出が蘇る。

 

 

 
 
 
11月に入ると軽井沢の植物もすっかり初冬。夏の華やかで鮮やかな花々とは違う静かな美しさ、可愛らしい実をつけた木々・・・、もう冬はすぐそこ。

 

 

   
 
 
長い間箱に入れてあったお気に入りのポストカードや頂いた記念写真、大切にしまって置くうちに忘れてしまう。アクリルのスタンドに入れスタッキング、アトリエのシェルフに飾る。

 

 

 
 
11月も半ばになると街のクリスマスイルミネーションも益々華やか、恵比寿ガーデンプレイスには恒例のバカラのシャンデリア「Eternal Light 歓びのかたち」がお目見え。高さm、幅3m、クリスタルパーツ8500ピース、ライト数250灯と世界最大級のシャンデリア、フランス最優秀職人(M・O・F)が15000時間もの時間を費やして制作されたという・・・。

 

 

 
 
 
主人の実家からみかんと柿が届く。主人が子供の頃に植えた小さな柿の木が今では秋になるとたわわに実をつける大木に。鮮やかな天然の色と爽やかな果物の香りに癒されつつ、人生もこうありたいものと切に願う・・・。

 

 

 
 
 
 
 
パリのアパルトマンは天井が高く既成のカーテンでは丈が足りない。撮影用の布とカーテン生地の見本を探しに久しぶりに手芸屋さんを覗く。子供の頃、母に連れられて行った魔法のお店。毛糸やリボン、可愛らしいボタンに感激した懐かしい思い出が蘇り温かな気持ちになる。

 

 

 
 
 
人工雪のため11月にはスキーシーズンが始まる軽井沢プリンス、早速新しいスキーを履いてみる。先シーズンより少し長く少し重い・・・、チューンナップも完璧な仕上がりでまずまずのスタート。

 

 

 
 
 
柿があまりにも美しいので写真を撮ってカードを作る。毎年楽しみにして下さっている友人におすそ分けも楽しく、お送りする小包みに添えるお手紙に。

 

 

 
 
 
パリに到着すると先にヨーロッパに戻っていらしたR教授ご夫妻がお出迎え、東京以来の再会を喜ぶ。少し早いクリスマスプレゼントに・・・と大好きなアニエス・ベーの手袋を頂く。パッケージのさりげなさもアニエス・ベーらしく薄地のウールの温かさ、嬉しいサプライズギフト。

 

 

   
 
 
パリに戻ると早速マルシェへ、一通り歩くと季節の移り変わりを感じる。フノイユ(ウイキョウ)やイタリアン・パセリなど香りが個性的なお野菜はサラダの素敵なアクセントに。サクランボのような小さなチェリートマトも可愛らしく天然の鮮やかな色がお野菜のブーケのよう・・・。

 

 

 
 
久しぶりのパリ、連日ランチにディナーに友人のお宅に伺う。皆さん日本には何度もいらしているのでお土産を選ぶのも楽しい。主人の実家の柿はここでも大活躍、美しく包みオリジナルのカードを添える。

 

 

   
 
 
  フランスでも柿のことは「KAKI」と呼ぶ・・・。始めは驚いたけれどなぜかヨーロッパでは殆どの国でこう呼ぶ、そして大体スペイン産。形が少し違うけれどそれなりにポピュラーな果物、栗やイチジクと共に秋のマルシェを彩る。

 

 

   
 
 
パリのスーパーマーケットにも最近ではこんなシリアル・バーが登場。各自が好みのシリアルを少しずつブレンド、カスタマイズできるのが人気のよう。日曜の朝は長蛇の列で人が待っていようとお構いなしに「どれにしよう?」とじっくり考えるマダムにムッシュー、更には後ろの人に「どう思う?」とお喋りが始まる。パリではシリアルを買うのも日本の5倍くらい時間がかかる・・・。

 

 

   
 
 
mono index パリコレの会場で友人が描いてくれた私のイラスト、今でもそのシーンが鮮やかに蘇るほど私にとっては思い出のパリコレ。黒のドロデビスのマントコートとカールした黒い髪が当時の私のトレードマークだった・・・。ようやくサロンに飾る思い出の写真や記事、イラストなど数々の額装も終わりに近ずく。 page top

 

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